国連安保理は25日、対リベリアの武器輸出禁止を停止する決議を全会一致して採択しました。これで10数年続いてきた対リベリア制裁が全て解除されたことになります。

　決議では、リベリアでは停戦が十分に尊重・維持されており、軍人が民間人に戻り、安全機関の改造などが完了したことや、2003年に調印された全面的和平協定が十分履行され、リベリアと地域の安定維持の面でも大きな進展がみられることから、制裁解除の条件が整ったとしています。

　安保理は対リベリア制裁を全て解除し、関連委員会やグループを解散するとともに、リベリア政府に武器の不法取引に関して立法と管理での取り締まりを加速するよう求めています。（MOU　keiko）