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茶栽培と観光の融合を目指す峨眉山

2016-04-30 15:52:47     cri    

 峨眉山での茶栽培の歴史は、3000年前まで遡ることができるとされる。

 峨眉山の茶文化や風景を味わいに来る観光客や茶商人は、毎年途切れることがない。茶葉の摘み採りと加工、また、茶を嗜んだり、買ったりと、茶栽培と観光を融合する新たな取り組みが人々を引き付ける。

 峨眉山は、ユネスコの世界自然遺産・文化遺産の両方に登録されており、その独特な自然環境で育てられた茶も、独特な風味を醸し出す。近年、峨眉山市では、茶文化体験観光を謳うほか、茶の品質を重視し、文化の香りを持つ茶のブランドの育成に力を注いでいる。

 峨眉山市では、今後5年内に、大規模な茶葉栽培地域に大型製茶企業を招致、生産・観光・体験・グルメ・レジャーなどの機能を持つ現代的な茶園を建設、景観エリアと栽培エリアの一体化を推進することにより、茶産業とレジャー産業の更なる融合を実現、茶文化と観光業の発展推進を計画しているという。

 2015年末の時点で、峨眉山市を訪れた国内外の観光客は1000万人を超え、140億元に及ぶ観光収入を達成した。峨眉山だけでも年平均300万人の観光客が訪れ、巨大な茶葉市場を形成している。

 他にも、峨眉山・黄山・武夷山・廬山と西湖で形成する「四山一湖」と、欧州・韓国・台湾・香港でも有名な銘茶観光企業により立ち上げられた世界茶観光連盟が4月27日、峨眉山で拠点を構えた。茶文化の盛り上がりは、国境を越えて広がっていきそうだ。(ヒガシ、む)

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