王外相は、「現在、半島の情勢は負のスパイラルに陥っている。この状態は、いかなる側にとっても利益に合致しないものだ。朝鮮は国際社会の反対を無視して核実験を行った。国連安保理は一層の措置を講じる必要がある。現在、各側はこれについて新たな決議のために協議を行っている。もし朝鮮が弾道ミサイル技術で衛星を発射するならば、国際社会はそれを許さず制裁を加え、国際情勢の複雑化がもたらされるだろう。しかし、制裁は目的ではない。われわれの目標は各側を交渉のテーブルに戻させることだ。対話と交渉だけが問題を解決する唯一の正しい道だ」と述べました。
また、王外相は「交渉を通じた朝鮮半島の核問題の解決はすでに通用しないという論調があるが、これは誤りだ。6カ国協議を中止してからの8年間、半島の緊張は常態化し、この期間中に朝鮮による核実験が3回実施された。この事実からも、交渉の拒絶と中止こそが現在の情勢を招いた原因であるということは明らかである。また、中国がしかるべき役割を果たしていないという意見も事実に合致しないものだ」と述べました。
王外相は、「中国は引き続き、建設的な役割を果たしていきたい。当面重要なのは、各方面が緊迫した情勢を刺激する行動をせず、情勢の悪化ひいては制御が不能な状態になることを防止することだ」と強調しました。(玉華、謙)
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