王毅外相は5日、中国・アフリカ協力フォーラム・ヨハネスブルグ首脳会議の終了後、マイテ・ヌコアナ＝マシャバネ南アフリカ国際関係・協力大臣と共同記者会見を行い、「中国は、アフリカの工業化プロセスで最も理想的なパートナーとなる条件がそろっており、それを願っている」と強調しました。

　これについて、王毅外相は「20世紀、アフリカ諸国は数十年間の奮闘を経て、政治的独立を手にした。しかし、本当の意味で世界の仲間入りをするには、一日も早く経済面での独立を図らなくてはならない。経済的独立の重要なメルクマールとは、自国における工業システムを形成し、自主的発展力を持つことだ。アフリカ諸国は、工業化プロセスを加速して、これまでのような低レベル商品取引への依存、国際市場による制限から脱出したいという希望をもっている。中国はアフリカの良き友人として、こうした思いを理解しているし、それをゆるぎなく支持していく考えだ」と強調しました。

　さらに、「中国は数十年間にわたる工業化の歴史をもち、優れた生産性や技術を多く持っており、必要な資金調達能力も持っている。とりわけ、中国の生産性と技術は、現段階のアフリカ諸国の発展需要に適している」と述べ、中国とアフリカの工業化協力の未来に自信を示しました。（朱・む）