中国商務省の瀋丹陽報道官は2日北京で、「韓国国会が中韓自由貿易協定（FTA）の批准同意案を可決したことを歓迎する」と述べました。

　韓国国会は11月30日の本会議で、賛成196票、反対33票、棄権36票で中韓FTAの批准同意案を可決しました。これにより、中韓自由貿易協定についての韓国側の批准手続きが終了したということです。

　瀋報道官はこの日の記者会見で、「中韓FTAは、中国と韓国の経済貿易関係の発展において大きな出来事だ。FTAの発効は、両国の経済貿易の協力を深め、両国の経済成長に強力な原動力を注ぎ込むことになると共に、両国の戦略的協力パートナーシップを全面的に引き上げていくための強固な基盤を作りあげた」と述べました。

　瀋報道官はさらに「現在、中国と韓国はそれぞれ、FTAに関する法的審査手続きを終了した。中国は韓国と共に、作業プロセスを加速して協定の早期実施を推進し、協定の成果が一日も早く両国の企業や国民に利益をもたらすよう努力していきたい」と語りました。（玉華、kokusei）