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ロシアの戦車と軍用機のシリア派遣、米国は憂慮を示す

2015-09-16 11:10:55     cri    

 アメリカ国防総省のピッター・クック報道官は15日ワシントンで、「ロシアが戦車や軍用輸送機をシリアに派遣したとの報道に対し、アメリカは情勢の成り行きを注意深く見守っており、それが事実であれば、情勢の更なる複雑化を招くだろう」と述べました。

 アメリカのメディアがある匿名のアメリカ政府関係者の話を引用して伝えたところによりますと、アメリカの情報部門は、最近ロシアはシリア領内のラタキア周辺地区にT-90 型戦車7輌を派遣したほか、先週から軍用輸送機を繰り出してシリア領内に数回に渡って物資を輸送したことを確認したということです。

 アメリカ国防総省によりますと、今後、ロシアはラタキア付近の空軍基地を利用することができ、ロシア軍用機の離着陸がさらに便利になると見込まれています。

 クック報道官は記者会見で、「アメリカは関連の報道に注目している。情報は事実であれば、情勢は更に複雑化となる。これは当該地域の安定に不利となる。ロシア側にもこうしたことを認識してほしい」と述べた後、さらに、「シリア危機の解決は軍事行使ではなく、政治的手段しかない」と強調しました。(09/16 Lin、Kokusei)

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