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国連安全保障理事会は29日、マレーシア航空の旅客機MH17便の墜落事件について、国際刑事裁判所(ICC)への付託に関する決議案を採決しましたが、ロシアが反対し、可決されませんでした。これに対し、ロシア外務省は30日、「関連国による国際刑事裁判所への付託の提案には、政治的な意図があり、時期尚早だ」と訴えました。
ロシア外務省は同日声明を発表し、国際刑事裁判所への付託は時期に合わず、建設的な役割を果たせないとしました。さらに、「国連安保理の内部分裂をできるだけ防ごうとしたが、事件調査を正しい軌道に乗せるため、否決票を投じた」と説明しました。
ロシア側は声明の中で、犠牲者に哀悼の意を改めて表し、墜落事件について独立かつ透明な調査を行い、法に基づいて犯罪者を処罰するよう呼びかけました。また、事件調査への協力も表明しました。(07/31 Lin, 山下)
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