欧州安全保障協力機構（OSCE）の輪番議長国であるセルビアのダチッチ外相は21日、ウクライナ問題を協議する3者連絡グループ（ウクライナ、OSCE、ロシア）が同日、ベラルーシの首都・ミンスクで会議を開き、ウクライナの衝突エリアから一部の武器を撤退させる点で進展があったことを明らかにしました。

　伝えられたところによりますと、ダチッチ外相は会議後の記者会見で、「出席した3者ともにウクライナの衝突エリアから口径100ミリ以下の戦車と装甲車を撤退させることで合意し、関連する合意文書の作成について協議を終えた」と表明しました。また、3者連絡グループの目標について「ウクライナ東部地区における全面停戦の実現であり、ウクライナ衝突エリアから重火器を撤退させ、ウクライナ東部地区での地方選挙の条件作りをすることにある」と話したということです。（Yan、小山）国際・交流へ