北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は24日夜、ドイツのメルケル首相と電話会談を行いました。
その際に習主席は、「現在、ヨーロッパを含む一部の地域では新型コロナウイルスの感染第2波の試練に晒され、手を携えて臨む感染症との戦いは各方面にとって主要な任務である。中国はドイツとともにワクチン開発での交流と協力を強化し、ワクチンが全世界の公共財として公平に分配され、特に発展途上国が享受できるように行動することを望んでいる」と強調しました。
習主席はまた、「新型コロナ感染症が発生して以来、両国は柔軟な形で意見疎通を保ち、実務的な協力を継続的に推し進めてきている。双方は相互尊重を堅持し、対話と協力の主導的役割、互恵ウィンウィンの方針を一貫して把握すべきだ。新たな政府間の交渉により、双方が各分野での協力計画を立てていくことを願っている」と語りました。
さらに、習主席は、「複雑な国際情勢を背景に、中国とヨーロッパの協力には世界の共通性と戦略性がある。双方は相互信頼と協力を深化し、交流と学びあいを強化し、多国間主義を守って、グローバルガバナンスを改善すべきである」と語りました。
一方、メルケル首相は、「今現在、世界中に重大な変化が発生しており、ヨーロッパは感染症の第2波の衝撃に直面している。双方がワクチン開発において交流を強化し、貿易・投資及び新エネルギー車などの分野での協力を推し進めることを望んでいる。ドイツは中国と関連側が地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に署名したことに祝賀の意を表すとともに、年内にヨーロッパ・中国投資協定の交渉を完成できるように中国とともに努力していきたい。中国と引き続き、次の段階のドイツ・中国、ヨーロッパ・中国の重要な政治活動について密接な意思疎通を保つことを望んでいる」と示しました。(李、星)