北京
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23/19
中国の耿爽国連副大使は現地時間12日に開かれた、軍縮と国際安全保障問題を扱う国連総会第1委員会の一般討論演説で米国が吹聴しているロシア・中国の3カ国軍縮協議を批判しました。
耿副大使は「米国はこのところ、『中国は世界3番目の核大国だ』と誇張し、『米ロ中3カ国軍縮協議』を吹聴している。これは、国際社会の視線をそらし、核軍縮における特殊で優先すべき責任の履行を拒否するための口実を作り、自国に対する縛りを緩め、軍事における絶対的優位を追求するための理由づけだ。中国は自衛と防御目的の核戦略を堅持し、国家の安全を守る最低限の核の力を維持し、これまで通りいかなる国とも核の軍拡競争を行わない。中国の核の力は米ロ両国のレベルとは全く異なる。3カ国軍縮協議として中国の参加を求めたことは不公平かつ不合理的で実行不可能だ。中国が同意することはありえず、いかなる脅迫や恫喝も絶対に受け入れない」との立場を強調しました。(ジョウ、鈴木)