第14回:ほろ苦いコーヒーが生んだ甘く幸福な日々

2020-09-28 11:07  CRI

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 世界3大飲料の一つであるコーヒー、ほろ苦さと芳醇な香りの組み合わせが魅力の、定番の飲み物です。しかし、ここ海南省万寧市興隆鎮の村民にとっては、コーヒーは単なる飲み物ではありません。彼らが貧しい日々から抜け出せたのは、ほかでもなくコーヒーのお陰だったからです。興隆鎮で生産される興隆コーヒーは、海南省万寧市の特産品で、この地域のシンボル的存在でもあります。今から60年以上前の1954年、興隆鎮の華僑農場がマレーシアからコーヒーを取り寄せて、栽培と加工を始めました。半世紀が経ったいま、興隆コーヒーは有名ブランドの一つになっています。

 興隆鎮のある万寧市はここ数年、栽培方法の標準化や、企業と農家の連携強化を進め、さらにコーヒー農園を観光業に組み込むなどして、興隆コーヒーの知名度を高め、雇用拡大や農家の収入増加、地域経済の発展を促してきました。今や、興隆コーヒーバレーと呼ばれる総合農業モデル基地を有し、コーヒーを中心とした栽培、加工、販売、レジャー、観光などを一体化させています。

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 企業と農家の連携強化というのは、農家で栽培されたコーヒー豆を企業が買い取り、さらにコーヒーの加工に従事する労働者も村で雇用するという経営モデルの確立です。そのために、まず政府は面積2万ムー―約1333ヘクタールの土地をコーヒー栽培に当て、コーヒー苗を農家に無料で配り、さらに面積1ムー、つまり1/15ヘクタールあたり1000元の手当てを農家に支給しました。こうした取り組みにより、万寧市に30箇所あった貧困村の計4万963人が去年の末までに貧困を脱却できたのです。

 コーヒーバレーで働く陳叔さんです。陳叔さんはコーヒーバレーが設立された直後から、これまで9年間ここで農業をしてきました。陳さんは当時をこう振り返ります。「我々農家はヤシやコーヒーを栽培していましたが、技術を知りませんでした。そこで企業の方が海南大学や農業大学から技術者を招いてくれたのです。それに、コーヒー豆は企業が買い取ってくれるので安心です。」

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 国際コーヒー機関のデータによりますと、中国人の年平均コーヒー消費量は2018年にはアメリカのわずか1.6%でした。しかし、中国コーヒー市場の年間平均総合成長率は世界平均水準の10倍になっています。拡大しつつあるコーヒー市場、急速に成長するコーヒー産業のチャンスをつかもうと、興隆鎮をはじめとするコーヒー業界の人々が期待を膨らませています。

「小康社会に向かう中国人の暮らし」、今回はコーヒー産業の成長で貧困脱却を実現した海南省万寧市興隆鎮の様子をお伝えしました。お相手は王秀閣でした。ではまた来週。さようなら。(閣、謙)

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