北京
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中国の2019年の国内総生産(GDP)1単位当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は、2015年、2005年比でそれぞれ18.2%、48.1%減少しました。2020年までに40~45%削減するという当初の目標を早期に実現し、温室効果ガス排出急増の局面からほぼ脱却しています。
生態環境部が27日に行った「気候変動への積極対応」政策ブリーフィングで、同部の気候変動対策局の李高局長は、中国は第12次五カ年計画(2011~2015年)開始以来、CO2排出量の削減を五カ年計画に取り入れ、それを目標として全国各地に確実な実行を要求し、審査も実施していると明らかにしました。
それによりますと、中国の2019年の非化石エネルギーがエネルギー消費に占める割合は15.3%で、2005年比で7.9ポイント上昇し、2020年までに15%前後まで上げるという目標も上回っています。2018年の中国の森林面積と森林備蓄量も、2005年比でそれぞれ4509万ヘクタール、51億400万立方メートル増加し、同期間に森林資源の増加が最も多い国となりました。
李高局長はまた、第14次五カ年計画(2021~2025年)期間中、中国はさらにCO2の排出量を削減し、全国で温室効果ガス排出権取引市場の建設を推し進めていくとともに、エネルギーや財政、税務、価格など各方面の政策を協調的に行い、経済のグリーン・低炭素・循環型の発展を推し進めていくと述べました。(藍、柳川)