北京
PM2.577
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習近平国家主席は14日夜、北京で欧州連合(EU)の輪番議長国であるドイツのメルケル首相、欧州理事会のミシェル議長、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長らとのテレビ会談を行いました。会談では、中国とEUの関係について踏み込んだ意見交換を行い、次の段階における中欧関係の方向性を計画するために重点分野を確認し、意思疎通と協力を強化して今後一連の重要な政治的議題の成功を確保することで合意しました。また、相互信頼を深め、互恵ウィンウィンを実現させ、多国間主義を断固擁護し、グローバルな課題に共同で対応し、中欧関係がより高いレベルに発展するよう推進することでも合意しました。
双方は「中国・欧州地理標識協定」を締結すると宣言し、投資協定の交渉加速と年内に交渉を完成させる目標を確認しました。また、中欧のグリーン協力パートナー関係、デジタル協力パートナー関係を構築するため、環境と気候に関するハイレベル対話とデジタル分野のハイレベル対話を設けることを決定しました。
習主席は、「現在、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)で百年にないレベルの変局が加速している。中国とEUは世界における2つの大きな力、大きな市場、大きな文明として、このような情勢に直面すればするほど相互支持と団結協力の大方向をしっかりと把握し、双方の全面的な戦略パートナー関係の健全で安定した発展をゆるぎなく推進して国際社会の感染症対応、経済回復、正義維持により多くのプラスの力を注ぎ込まなければならない」と指摘しました。(玉華、浅野)