【CRI時評】中国の金融市場はなぜ外資誘致の「百花斉放」なのか

2020-09-08 12:52  CRI

 北京で開催中の2020年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)には8つの産業別テーマ展がある。その一つの金融サービス展には、18の国と地域から、モルガン・スタンレーやUBS、ドイツ銀行など世界トップレベルの金融機関を含む43の外資系金融機関が参加している。展示会への積極的な参加は、中国の金融市場に対する揺るぎない信頼と良好な見込みの表れだ。

 近年、中国が打ち出した一連の金融拡大開放策は徐々に実行に移されている。この半年間に外資系の投資銀行や商業銀行が続々と中国市場に参入し、「百花斉放」の構造が形成されている。シティバンク(中国)有限公司は、CIFTIS開幕と同じ週に、中国証券監督管理委員会から米国の銀行で初となる資金管理ライセンスを取得したことを発表した。米JPモルガン傘下の摩根大通期貨(JPモルガン・フューチャーズ)は、中国国内初の外資独資の先物取引会社として認可された。米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレスの中国合弁子会社、エキスプレス・テクノロジーは、中国大陸部での人民元取引の清算を認可された最初の外国企業となった。

 米シンクタンク、ピーターソン国際経済研究所は最新の報告書で、47兆ドル規模の中国の金融サービス市場で外資系機関が市場シェアを拡大することは莫大な利益を意味すると指摘している。米国の金融機関の多くもこのプロセスに積極参入しており、いわゆる「中国と米国の金融分野でのデカップリング(切り離し)」はますます不可能になっている。

 今年度のCIFTISで、中国の三つの主要な金融監督管理当局である中国人民銀行、中国証券監督管理委員会、中国銀行保険監督管理委員会は、開放をより一層拡大するための明確なシグナルを出し、「金融業界が、参入前内国民待遇+ネガティブリストを基礎とする制度的・体系的な開放へ向かうのを推し進める」「開放で改革を促し、市場化改革でより大きな開放を促す」などと表明している。

 中国が力を入れて打ち立てようとしている、国際基準に合ったより高水準の開放型金融新体制は、外資を呼び込む強力な「磁石」となるだろう。より開かれた中国の金融市場は、実体経済によりよく奉仕し、「互恵共有」な世界経済をつくり出す助けとなるだろう。(CRI論説員)

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