北京
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フランスのマクロン大統領は現地時間28日、パリのエリゼ宮殿で、同国公式訪問中の王毅国務委員兼外交部長と会談しました。
王国務委員は、習近平国家主席がマクロン大統領に寄せる口頭メッセージを伝えた後、習主席が寄贈する書籍をマクロン大統領に手渡しました。王国務委員は会談の中で、「中国と欧州は終始協力パートナーであり、ライバルではない。中国側は、マクロン大統領による“欧州は戦略的自主性を強化すべき”という主張を称賛する。中国側は、フランスと欧州が今の世界情勢により多くの安定性をもたらしていることを喜んでおり、中国・フランス・欧州が手を携えて次の多国間協議を展開し、中欧間の全面的な戦略的パートナーシップを深め、歴史の正しい側に立つべきだ」と述べました。
これを受け、マクロン大統領は、習主席による重要な口頭メッセージと書籍の寄贈に感謝し、習主席に対する真心のこもった挨拶を伝えるよう王国務委員に求めました。マクロン大統領はまた、「フランスは、新型コロナウウイルスワクチンを世界の公共財にするという中国の約束を高く評価している。フランス側は、中国との全面的な戦略的パートナーシップをさらに促進し、多国間主義をともに支援していきたい」と述べた上で、「早期に再訪中できることに期待する」と表明しました。(任春生、Yan)