北京
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23/19
新型コロナウイルスによる感染拡大の影響を受け、香港特別行政区政府の林鄭月娥行政長官は先月31日、「緊急状況規則条例」を発動し、第7回立法会選挙を1年延期することを発表しました。これについて、香港各界人士は1日、感染抑制の立場から選挙の延期は必要であり、香港人の健康を考慮したものとして、支持を表明しました。
祈福グループの孟麗紅副会長は、「選挙の延期は特別区政府の市民の生命安全に責任ある姿勢を表すとともに、選挙の公平と公正も確保できる。人間を根本に、生命第一、公平第一にする正しい決定だ」と述べました。
香港特別行政区政府食物及び衛生局の高永文前局長は、「香港特別区の立法会選挙は、市民が当日に投票所へ行って自ら投票することになっているためリスクが高い」としました。
柯創盛香港立法会議員は、「香港には有権者がリスクにさらされてまで、投票に行くいかなる理由はない。また、いかなる政治的理由がそれを越えることもない」との考えを表しました。
香港病院管理局の胡定旭前主席は、「立法会選挙を延期するのは必要なことである。時間通りの実施で、感染によって関連する宣伝活動に影響を与えるのは候補者にとって不公平となる。また、投票に参加する市民や関連スタッフにも影響を及ぼしてしまう」との見方を表しました。(ヒガシ、星)