北京
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北斗3号グローバル衛星測位システムが31日午前から本格的な運用開始をしました。これを受け、外交部の汪文斌報道官はこの日に開かれた定例記者会見で、「北斗システムが人類に幸福をもたらす新たなページを開いたこの日、中国人民が大変誇りに思っており、また元気付けられている」と述べました。
汪報道官は席上、習近平主席が同日午前、北斗3号グローバル衛星測位システムの完成ならびに運用開始式に出席したと紹介した上で、「北斗は中国の北斗だけでなく、世界の北斗でもある。中国にだけではなく、世界にもサービスを提供している。北斗システムが完成後、全世界のユーザーに基本的なナビゲーション、ショートメッセージサービス、国際捜索・救助などのサービスを提供する。現在、北斗システムは200以上の国と地域をカバーしており、ユーザー数は1億人を突破し、1日の運用回数は2億回に達しており、世界の半分以上の国が北斗システムを使用し始めている」と示しました。
そのうえで、「国連宇宙部は送られてきた祝賀動画で、北斗システムが世界の経済社会発展の推進に積極的な役割を果たしていると評価し、宇宙空間の平和利用、国連宇宙活動の国際協力の参加で北斗システムが大きな貢献を果たしていると賞賛している。中国は今後も、各国と宇宙分野での交流と協力を強化していきたい」と話しました。(RYU、Yan)