北京
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“五彩土林”こと霞義溝土林の、絵画のような絶景
チベット自治区ガリ地区ツァンダ県を流れる象泉河の両岸には、世界で唯一無二の「土林」と呼ばれる侵食地形が分布しています。その中でもツァンダ県香孜郷の霞義溝土林は“五彩土林”とも呼ばれ、他の土林よりもさらに珍しく美しい景観を持っています。
風雨にさらされ、長い時間をかけて浸食されてきた地形は、遠くから眺めるとキノコやキリン、ラクダなどのようにも見えます。また、ある部分は天を支える巨大な柱のようで、またある部分は隊列を組む兵士のようにも見え、その気勢みなぎる迫力に誰もが感嘆させられます。
霞義溝土林の地層は、下の部分が砂礫と黄土の層で、上部は鉄鉱を含む層となっています。(取材・写真:趙雲莎)