北京
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英政府が中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)を次世代通信規格「5G」通信網から排除すると発表したことを受け、外交部の華春瑩報道官は15日北京での定例記者会見で、「中国企業の正当な利益を著しく損ない、中英協力における相互信頼の基盤に深刻な影響を与える行動だ」と指摘しました。
報道によりますと、英国政府は今年末から通信事業者がファーウェイから5G機器を購入することを禁じるとし、2027年までに既存のすべてのファーウェイ機器を5G通信網から排除する予定です。これについて、華報道官は、「決定的な証拠がないまま、英国側はでっち上げのリスクを口実に米国と手を組んで、中国企業を差別視、抑止、排除し、市場経済の原則と自由貿易のルールを公然と破り、英国側が行った約束にも背いた。これは、特定の企業や産業の問題ではなく、イギリス側が無謀にもビジネスとテクノロジーの問題を高度に政治化している問題であり、中国が英国で行った投資の安全性が一層顕著な脅威にさらされている問題でもある。その上、英国市場がこれからも開放的で、公平かつ差別がないことを確保できるかどうかという見通しの問題でもある。これらに対して、中国は非常に懸念している」と話しました。
さらに、「中国はこの件を全面的かつ厳粛に評価するうえで、中国企業の合法的権利と利益を保護するためにあらゆる必要な措置をとっていく」と強調しました。(ミン・イヒョウ Yan)