北京
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オブライエン米国家安全保障担当大統領補佐官が最近中国共産党と中国の新疆政策を批判する記事を発表したことを受け、外交部の華春瑩報道官は15日北京での定例記者会見で、「中国共産党は長きにわたり人民の中で90%以上の満足度と支持率を有している。新疆の各民族の人々は幸せに暮らし、自由で順調な生活を満喫している」と反論しました。
報告によりますと、オブライエン補佐官は13日付けの「ワシントンポスト」で署名入り記事を発表し、中国共産党が信奉するマルクス・レーニン主義を攻撃したということです。
これを受けて華報道官は、「中国共産党は、『人民至上』と『生命至上』を主張している。これは米国が唱える『政治私利至上』と『資本至上』とは対照的である。中国共産党の強力なリーダーシップのもと、中国の人々が新型コロナウイルスとの戦いで大きな戦略的成果をあげ、人々の生命と健康を最大限に護ってきた。一方で、米国内での死亡者数は毎日増え続けている。私たちは米国民のことを思うと、胸が張り裂けそうになっている」と話しました。
さらに、「中国共産党が新疆ウイグル自治区を鎮圧している。中国が人権侵害を続ける限り、米国政府はそれなりに対応する」というオブライエン補佐官の論調に対し、華報道官は「これまでの40年、新疆のウイグル族人口は555万人から1168万人に増加し、40年前の2倍以上になっている。新疆では、イスラム教徒530人ごとに1軒のモスクがあり、モスクの総数は米国の数十倍にあたる。新疆の各民族の人々は幸せに暮らし、自由で順調な生活を満喫している。それでも、人種的な鎮圧と抑圧をしていると言うのか」と反論しました。(ミン・イヒョウ Yan)