【CRI時評】中国とアラブ諸国、新型コロナ下で協力強化

2020-07-14 11:39  CRI

 中国・アラブ諸国協力フォーラム第9回閣僚級会議が7月6日、ビデオ会議の形で開催された。中国の習近平国家主席は、同会議に祝賀の書簡を送り、「現在の状況下で、中国とアラブ諸国はこれまでのいかなる時よりも協力を強化し、困難を共に乗り越え、手を携えて前進することが一層必要となっている」と呼び掛けた。

 中国はこれまでに、アラブ諸国に100万人分以上の新型コロナウイルス検査キットと1300万枚以上のマスクなどの防疫物資を援助し、地域の22カ国と専門家によるビデオ会議を開催し、8カ国に医療専門家チームを派遣している。習主席は、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトの4人のアラブ諸国指導者と5回電話で会談し、感染症対策と協力の計画について協議している。

 団結と協力は感染症との戦いに勝利するための最も力強い武器だが、一部の国の政治家は感染症を政治化し、一国主義を固く守り通し、感染症との戦いにおける全世界の協力に深刻な破壊をもたらしている。エジプトのイサーム・シャラフ元首相は、このほど開催された「新型コロナ流行下の中国・中東協力:伝統的友情と未来共創」と題するオンラインフォーラムで講演し、「世界は岐路に立たされている。悠久の文明を持つ中国と中東諸国は、団結と協力を強化し、主導的な役割を果たし、国際新秩序とグローバルガバナンスシステムの変革を推進し、希望に満ちた未来を共に建設しなければならない」と表明した。

 アラブ諸国は、香港、新疆、台湾など中国の核心的利益にかかわる問題において常に中国の側に立っている。中国も、アラブ諸国が国家主権や安全、社会の安定を守り、自主発展の道を進むことを断固支持している。中国とアラブ諸国は、互いの核心的利益と重大な関心事において支持し合い、国際社会の公平と正義を共同で守る。

 歴史と実践が証明しているのは、国際情勢がどのように変化しても、どのような厳しい苦難に直面しても、中国とアラブ諸国は常に良い友人、良い兄弟、良いパートナーであるということだ。中国とアラブ諸国は、手を携えて感染症と戦い、質の高い「一帯一路」を共同で建設し、文明間の対話を積極的に促進する。これにより、中国・アラブ運命共同体の構築が促進されるだけでなく、双方の人々にさらに幸せがもたらされ、また世界が速やかに感染症との戦いに勝利し、正しい軌道に戻って発展するためにプラスのエネルギーが注がれることになるだろう。(CRI論説員)

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