【観察眼】パンデミックが加速対応の過ちを米国は改めるべき

2020-06-29 16:27  CRI

 パンデミックは加速している。感染者数は激増を続け、世界で累計1000万人を超えた。中でも、ブラジルは連日4万人のペースで増加を続け、インドも一日当たりの新規増加数が1万8000人を超えて、総数が50万人を突破した。

 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計では、米国では27日の新規感染者数は4万5000人超となり、過去最多を記録した。テキサス、カリフォルニア、フロリダ、アリゾナなど南・西部の州で感染者が急増し、第2波の本格化を物語っている。

 AFPBB Newsによると、ドナルド・トランプ米大統領は20日、新型コロナウイルスの検査件数を増やせば、より多くの感染者が報告されるとし、検査の実施を抑えるよう関係者に促した。また、「トランプ氏はいくつかの州で感染者が急増したのは、検査件数の増加によるものだと誤った主張を繰り返している」と報じている。

 これに先立って、マイク・ペンス副大統領も16日、「メディアは感染の第2波を誇張して伝え、米国の民衆を驚かせようとしている」と批判したが、こうした論調に対して、米国の衛生関係者の多くは納得できない姿勢を表明している。

 見たくないことに対し見て見ぬふりをする。検査さえしなければ新規感染者も出ない。こうした論調は、言葉通りの「耳を掩いて鈴を盗む」行為と言える。自身の考えを強引に他人に押し付けるやり方では、物事の解決に正しい道筋をつけることはできない。

 新型コロナの封じ込めには、世界が一丸となっての提携と努力が必要である。米国の「耳を掩いて鈴を盗む」行為は、人類の新型コロナウイルスとの闘いに大きなダメージを与えており、そうした過ちは一刻も早く改めるべきである。米国は今こそ冷静に自身の状況を見つめ、積極的かつ正しい対策を講じることが必要である。(CRI日本語部論説員)

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