北京
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毎年6月5日は「世界環境デー」(環境の日)、今年のテーマは「生物多様性」です。国連環境計画(UNEP)事務局のインガー・アンダーセン事務局長はこの日、「中国は環境保護において大きな成果を上げた」と高く評価し、「新型コロナウイルスの蔓延は人類への警鐘だ」と示しました。
2020年の世界環境デー国際メイン・イベントの主催国はコロンビアで、テーマの「生物多様性」は人類の存亡にかかわる生物多様性に関連した問題の世界的な多発を受けて決定したものです。ブラジルのアマゾンや、アメリカ、オーストラリアでの森林火災、東アフリカ各地の蝗害(バッタの大発生)、そして全世界に蔓延した新型コロナウイルス感染症など、近ごろ発生した様々な災害はいずれも、人類の生存と様々な生命のつながりが相互依存関係にあることを示しています。
国連環境計画(UNEP)事務局のインガー・アンダーセン局長は「地球は新型コロナウイルスを通じて、私たちに最も強い警告をした。それは、私たちは変わらなければならないということだ。人類は長い間、地球に様々な変化を引き起こしてきた。自然の法則を変えようと試み、自身が頼るべき生態系や豊かな生物多様性を破壊し、深刻な気候変動問題や食糧生産の危機を招いた。危機は人類自身を養う能力にまで及び、新型コロナウイルスのような新たな感染症が生まれた。地球からの警告に耳を傾けるべき時が来ている。世界環境デーを迎え、我々は皆さん一人ひとりに対し、ただちに自然を保護する行動を始めるよう呼びかける」と語りました。(とんとん、謙)