北京
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23/19
習近平国家主席は3日夜、ドイツのメルケル首相と電話会談を行いました。
習主席は「今回は新型コロナウイルス感染症発生以来、3回目の電話会談となり、双方の高度な政治的信頼と密接な戦略的意思疎通を物語っている。ドイツ政府の感染症対策における客観的で理性的な立場や科学を尊重する態度を中国は賞賛する。ドイツと共に、世界保健機関(WHO)の活動を支持し、国連、G20などの枠組み内で国際協力を推進していく。また、アフリカ諸国の感染症対策を支持し、グローバルな公衆衛生上の安全維持に貢献していく」と述べました。
また習主席は「中国は揺るぎなく対外開放を推し進め、各国と協力を拡大し、引き続きドイツ企業の対中投資拡大に良好な環境を作りたい。先ごろ、中国ドイツ間の『ファストトラック』が正式に開通した。これは企業の操業再開にプラスになると同時に、国際産業チェーン、サプライチェーンの安定維持にもつながる。中国とドイツの協力は世界経済が一日も早く後退から脱出することを促進するためにしかるべき役割を果たせると信じている」と強調しました。
これに対し、メルケル首相は「ドイツは、中国の全国人民代表大会と全国政治協商会議における経済、社会の発展計画の決定を重視する。中国と共に、感染症の予防・抑制を着実に実施すると同時に操業再開を推進し、引き続き両国の経済協力を深めていきたい。また、中国と交流を強化し、WHOが重要な役割を果たすことを支持し続け、公衆衛生安全分野での国際協力を推進していきたい」と述べました。(玉華、CK)