<全人代・政協>失われた時間を取り戻せ!労働者たちの奮闘

2020-05-21 22:27  CRI

 新型コロナウイルスの影響で人々は数カ月の間、活動停止を余儀なくされてきました。そして、多くの企業活動が再開した今、出稼ぎ労働者たちが「失われた時間」を取り戻すべく奮闘しています。

「失われた時間を取り戻したい」広東省東莞市の家具職人・付さんの場合

 2月14日早朝、両親に別れを告げた50代手前の付さんは、実家のある陝西省西安市臨潼区を出発し、広東省東莞市に向かいました。会社での仕事を再開するためです。

 新型コロナウイルスの影響で仕事が中断された付さんは、出稼ぎを始めてから実に25年ぶりの、最も長い春節休みを過ごしました。

 職場のある東莞市に戻ると待っていたのは、情報登録、体温測定、消毒、そして寮への搬入と業務再開の手続きなど。その後はマスクを着用し、出勤時の体温測定を受けてから仕事に励む毎日を過ごしています。

 付さんの勤め先は香港系の家具メーカーで、商品は主に輸出用です。取引先の国の状態が中国と同じとは限らないので、生産を停止したままではいられません。「感染対策を続けながら、怠けることなく失った時間を取り戻さなければ。それは会社のためでもあり、私自身のためでもある」と語る付さんは、今日も家具作りに勤しんでいます。

「会社と一緒に困難を乗り越える」深セン市の麺料理店料理長・劉さんの場合

 深セン市の麺料理店で妻と共に働く31歳の劉さん。ここは陝西省の麺料理を出す店で、陝西出身の劉さんは料理長を務めています。本来であれば、帰省を終えて1月30日に深センに戻る予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で仕事の再開が延期になり、最終的には2月25日に車で深センに戻ることができました。

 都会である深センにおいて、レストランが1カ月営業できなかった場合の損失は致命的です。この事態を受けて、劉さんのお店を管理する会社の中間管理層の社員たちは、「自分たちの2月分の給料を全額カットし、3月分と4月分は半額にしてほしい」と会社のグループチャットで申し出たと言います。

 これについて劉さんは「感動した社長は、彼らに手書きの感謝状を贈った。自分も、仕事が無事に回復したら、彼らと同じ考えで働きたい」と話しました。

「結局、頼れるのは自分自身」福建省の建設プロジェクト管理者・劉さんの場合

 福建省で働き始めて4年以上になる26歳の劉さんは、大学卒業後に現在の建築会社に入り、建設プロジェクトに合わせて様々な都市を巡ってきました。現在は福建省の高速道路建設プロジェクトを担当しています。

 新型コロナウイルス対策として、同社では段階的な業務再開の方針を取りました。そのため劉さんは、本来であれば今年7月が納期である自身の担当プロジェクトについて、期限の延長も視野に入れながらも、「いずれにしても、倍以上の力を発揮して取り組む必要がある。今はすべての人間が困難に直面している。それがどれだけ困難であっても立ち向かうしかない」と語りました。

 劉さんは、徹底的な消毒、体温測定、そして隔離期間を経て、久々の出勤を果たしました。職場に着いた劉さんは「ようやく安心できた。結局のところ、生きていく上で最も頼れるのは自分だ」と話し、仕事に向き合う自らを奮い立たせていました。

(ヒガシ、謙)

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