北京
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23/19
国家発展改革委員会と商務部の高官が9日北京で、「新型コロナウイルス肺炎は自動車産業に対し、短期間で大きなダメージと下振れ圧力を与えたが、影響は一次的のもので、中国の自動車産業の全体的な成長の勢いを妨げるものではない」と示しました。
また、中国の自動車保有台数が年内に米国を上回る見込みであることや、新型肺炎の予防・抑制の進展に伴って生産と生活の秩序が回復し自動車生産高と販売高が回復の勢いを見せていること、さらに、主要自動車メーカーの全面的な事業再開が進み、生産高は1日平均で前年同期の75%以上に、発注量は通常時の65%以上にまで戻ったことなどを明かしました。
国家発展改革委員会産業発展司の蔡栄華副司長は「国は自動車産業の調整と最適化を目指した政策を制定している。中国の自動車市場は回復し、長期的な安定を保つだろう」と予測しました。
また、「中国の現在の自動車保有台数は約2億6000万台だが、増加が続いており、新車の購入台数は中小都市が持つ大きな消費の潜在力に牽引されて、現在の年間900万台から年間2000万台以上にまで増える可能性がある」と述べました。
商務部消費促進司の王斌副司長は「中国の自動車生産高と販売高は11年連続で世界1位となった。2020年末には自動車保有台数で米国を上回る見込みだ。農村部の自動車保有台数の成長率は15.5%で、5年連続で都市部の成長率を上回った。経済発展レベル、インフラ施設の建設、資源の積載などの要素を総合的に考えれば、この先10年間の中国の自動車消費には大きな余地があることがわかる」と分析しました。(殷、謙)