北京
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23/19
外交部の華春瑩報道官は2日の定例記者会見で、国際社会が国連事務総長の呼びかけに応じ、国連や世界保健機関(WHO)など国際組織との連携を強化し、共に新型コロナウイルスの感染拡大に立ち向かってほしいという中国側の考えを表明しました。
国連のグテーレス事務総長は3月31日に、「新型コロナウイルス感染症は、国連発足以来われわれが直面する最大の試練である。この全人類の危機に対しては、世界の主要経済体が歩調を合わせて果敢に包摂的かつ革新的な政策を採って立ち向かうと共に、最もぜい弱な民衆と国々に金融面と技術面の支持を最大限提供しなければならない」と強調しました。
これを受けて、華報道官は同日の記者会見で、国際社会が一丸となって感染症対策に乗り出すよう促す国連の努力に歓迎の意を示しました。そのうえで、「今回の感染拡大が発生したあと、国際社会が政策上の連携強化と資源投入の拡大を進め、特に、公衆衛生体制がぜい弱な発展途上国に対し、予防と対応における援助提供を動員する上で、国連やWHOなどの国際組織が大きく尽力し、国際社会からの支持も得ている。このほど行われた新型コロナウイルスへの対応に向けた主要20カ国・地域(G20)の特別サミットでは、今回の感染症から自国だけ助かるという国はない、国際社会は今まで以上に連携と協力を必要とする見解で一致した」と述べました。(ミン・イヒョウ CK)