北京
PM2.577
23/19
中央の新型肺炎対策指導グループはこのほど、「中国国内における武漢が主戦場となる感染はほぼくい止められたものの、個別な感染事例や一部エリアで集団感染が起こるリスクは依然として存在している。新型コロナウイルスがパンデミックになっている中、水際での検疫強化と市中での再燃防止の両方で対応していく必要がある」と指摘しました。
中国疾病予防コントロールセンターのチーフ・エキスパートである呉尊友研究員は、海外から持ち込まれる感染のリスクについて、中国はすでに3つの防御線を張って効果的に当たっていると明らかにしました。その具体的な内容について、「一つ目は税関で、感染が検出された人はそのまま指定医療機関へ搬送される。二つ目は、入国者全員を対象に実施する14日間の隔離観察である。三つ目は、いざ感染が確認された場合、速やかに診断・治療をする態勢である。これまでのところ、海外持ち込み感染のほとんどが一つ目と二つ目の防御線でくい止められており、最終段階の三つ目ではまだ感染者が報告されていない」と紹介しました。
呉研究員はさらに、「病原体の分離、潜伏期間と感染経路の特定などを含む、中国の新型コロナウイルスへの認識が予防・抑制対策、診療ガイダンスを作成する上での重要な科学的根拠である。中国は予防・抑制ガイダンスを英語に翻訳し、速やかに国際社会に公開、共有してきた。多くの国々から問い合わせを受け、多くの国が中国の対応策を参考にしている」と述べました。(雲、Yan)