【CRI時評】伝染病の拡大阻止は中国のガバナンス能力の「判定試験」だ

　本日27日は、中国の旧暦では正月三日だ。中国人はまさに、新型コロナウイルス感染による肺炎との緊迫した戦いを続けている。特に流行が「世界最大規模の人類移動」と呼ばれる春運（春節期間の帰省・Uターンラッシュ）の時期と重なったことで、公共の安全の危機に対する中国の対応能力と国家ガバナンスの能力は、「判定試験」に直面することになった。

　中国の公衆衛生上の突発事態に対応する能力とガバナンスの能力は、2003年の重症急性呼吸器症候群（SARS）の経験に基づいて樹立された比較的整った突発的に新発生した伝染病に対する予防と抑止のシステムによって、向上したことが見て取れる。中国の今回の伝染病への対応について、国際的に著名な医学雑誌である『ランセット』は、感染疑い患者や接触者の隔離に始まり、診断と治療法の制定、大衆向け啓発活動の分野に至るまでの多くの事実に基き、中国の対応と措置は国際標準に近づきつつあると評価した。

　伝染病の流行という「試験」は現在も続いており、状況は依然として厳しい。新型コロナウイルス感染による肺炎は新たに発生した疫病であり、人類が持つ知識はまだ限定的だ。病気がどのように変化していくかもはっきりしていない。しかし、疫病発生という事態そのものが「命令」を受けたことと同じであり、拡大の阻止は「責務」だ。人々の生命と健康についての問題だけに中国に退路はなく、とことん死守せねばならない。あわせて状況の変化に基づき対策を調整し、措置を完璧に実行し、実際の行動をもって伝染病流行の拡大を阻止しガバナンス能力を向上させ、「合格点に達した解答」を提出せねばならない。（CRI論説員）