北京
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李克強総理は北京で6日、中国を公式訪問中のラオスのトンルン・シースリット首相と会談し、両国の金融や情報、電子商取引などにおける複数の二カ国間協力文書の調印式に共に立ち会いました。
会談の中で李克強総理は「両国の運命共同体を構築するための行動計画をラオスと共に実行していく。重要なインフラ整備プロジェクトを推進し、金融や農業の分野における協力深化に力を入れていくとともに、より多くのラオスの優れた農産物の中国進出を歓迎する」との中国政府の立場を示しました。その上で、「中国は、実力と信用を備えた中国企業のラオス進出を支持する。また、瀾滄江・メコン川協力第3回首脳会議のホスト国であるラオスをサポートしていく。ラオスを含めた東南アジア諸国連合(ASEAN)の各国と、地域経済の一体化や、東南アジア地域包括的経済連携(RCEP)の予定どおりの年内調印に向けて努力していきたい」と強調しました。
これに対してシースリット首相は「中国とは、国政運営に関する経験の交流を強化するほか、貿易や投資、観光、農業に関する協力の深化に力を入れていく。また、両国の鉄道プロジェクトの確実な実施に全力をあげていく」とした上で、「良好なビジネス環境作りに向けて、貿易の利便化を目指し、中国企業の投資と進出を歓迎する。第3回瀾滄江・メコン川協力第3回首脳会議の成功を確保するために、中国を含めた各側との協力を密にしていく」と強調しました。(朱 謙)