北京
PM2.577
23/19
2020年は紫禁城が建築されて600年、故宮博物院設立95周年という節目の年です。
故宮博物院はこのほど、「紫禁城創建600年ならびに故宮博物院成立95周年記念」という重点イベントの開催を明らかにしました。
2020年、故宮文化を広める一連の映像コンテンツが配信されます。それには、テレビドラマ『故宮如夢(故宮夢の如し)』、ドキュメンタリー番組『紫禁城』、バラエティ番組『上新了・故宮(新発表・故宮)』、舞台劇『紫禁城』などが含まれています。
さらに2020年、故宮博物院は『徐邦達集』、『劉九庵書画鑑定研究筆記』など生涯をかけて故宮を守ってきた学者の文集を出版するほか、古代建築展やテーマ別書画展、古代器物展などの展示会を行う予定です。5月には『韓熙載夜宴図』を中心とした「往昔世相(かつての世相)―故宮博物院収蔵古代人物画展」が行われます。この画は古代工筆重彩画の最高レベルを代表するもので、今回は9年ぶりの展示となります。
故宮博物院の王旭東院長は、月ごとに公式HPを更新して、高解像度の新しい文化財の写真を公開すると共に、現代技術を駆使して文化財を「復活」させ、体験型の見学を目指しているとしています。
また、中国人民銀行の2020年貴金属記念コイン発行計画によりますと、4月に中国人民銀行が紫禁城創建600年記念の金、銀のコインを発行するということです。(ヒガシ、星)