北京
PM2.577
23/19
米のエスパー国防相の中国関連発言を受け、外交部の華春瑩報道官は9日、「中国は平和的発展の道を歩み、防御的国防政策を堅持している。米国に対しては、時代遅れのゼロサム思考をあきらめ、いたるところで敵を見つけ出したり、作ったりしないでほしい」と表明しました。
報道によりますと、エスパー国防相がこのほどスピーチの中で、「修正主義大国のロシアや中国は、小国の経済や安全保障面での拒否権を探している」と話したうえで、「中東では安全保障面の脅威が増えているにもかかわらず、米国は依然として軍事の重点を中露との競争にシフトしていく」と表明しました。これに対して、華春瑩報道官は「2019年、米国の軍事費予算は7160億ドルで、この金額は2002年の2倍余りで、世界の軍事費総額の4割以上も占めており、米の次にランキングされた9カ国の合計に相当する。国防予算のGDPに占める割合は、2019年の米国が3.5%に達したのに対し、中国はこれまでの30年に2%にも満たさず、世界主要国よりも低いだけでなく、2.6%という世界平均も下回っている」と指摘しました。(Yan)