北京
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23/19
習近平国家主席は2日、北京で行われる中露法執行安全協力メカニズム会議と中露戦略安全交渉に出席するために中国を訪れている、ロシア連邦安全保障会議のパトルシェフ書記と会談しました。
その中で習主席は「複雑に変化する国際情勢に直面して、中露はさらに関係を緊密にして、互いに真摯で頼りになる戦略パートナーとなり、力強い戦略的支持を与え合う」とした上で、「今年、米国などの西側国家が中露の内部事務への干渉に力を入れ、両国の主権と安全を脅かし、経済社会の発展を妨げている。だが私は、中国人民と中華民族の前進を阻止できる力など無く、ロシア人民が外部からの影響を受けることもないと信じている。中露は引き続き戦略安全交渉と法執行安全協力という二つの場を生かして、戦略安全の面での意思疎通を強化し、相互信頼を増進させて、それぞれの核心的利益と両国の共同安全を維持していける」と述べました。
これに対して、パトルシェフ書記は「現在、米国が実施する一連の政策が、露中両国の利益を損なうだけでなく、国際システムと秩序にまでマイナスの影響を与えている。露中は多くの重要な国際問題において、同じ、或いは似た立場にある。双方は協調性を保ちながら、両国それぞれの主権と安全を維持していくべきだ」との考えを示しました。(ヒガシ、謙)