北京
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王岐山国家副主席は1日、広東省広州市で開かれる「2019従都国際フォーラム」の開幕式に出席し、挨拶を行いました。
王副主席は「平和と発展は時代のテーマであり、多国間主義は人類の必然の選択である。協力拡大と共同発展は世界各国の訴求であり、国連憲章の主旨と原則を中心とする多国間主義の実践は多くの成果を収めてきた。一方で近年、経済グローバル化には波乱が起きており、一国主義、保護主義、ポピュリズムが台頭し、根本から多国間主義の理念と秩序に影響している。融合と分離のどちらを選択するのか、そして、協力と争いのどちらを選択するのか。これらについて、世界は理性的な回答を期待している」と指摘しました。
王副主席はまた、「中国は自ら市場を開放しており、『一帯一路』の共同建設を提唱し、中国の発展のチャンスを世界と分かち合っている。中国が平和発展を堅持し、多国間主義を揺るぎなく支持する目的は、自身の発展環境を着実に守りながら、その発展によって世界に幸せをもたらすことにある。中国の発展は、誰かに取って代わったり、対外拡張を行ったり、覇権を唱えたりするようなものではない。共商共建共享(共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う)というグローバルガバナンスの理念をもって、国際関係の民主化の実現を推進することだ」と強調しました。
今回のフォーラムは「多国間主義と持続可能な発展」をテーマにし、外国の元政治家や、国際組織の関係者、友好人士の親族、国内外の企業家、学者ら260人余りが出席しました。(玉華、謙)