北京
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王毅国務委員兼外交部長は25日、東京で、日本の茂木敏充外相と共に第1回中日ハイレベル人的・文化交流対話を主宰しました。
席上、王国務委員と茂木外相はまず、習近平主席と安倍晋三首相それぞれが今回の対話開催に宛てた祝賀メッセージを読み上げました。
王国務委員は「中日によるハイレベル人的・文化交流対話メカニズムの構築は、両国の指導者が達成した重要な共通認識に基づくものであり、両国指導者から期待が寄せられている。中国は日本側と統一的な計画を強化し、双方の人員の往来をさらに拡大し、両国の人的・文化的交流の中身を豊かにして、民意に従って文明交流の相互往来を推し進め、両国民衆の相互認識と友好感情を絶えず増進させていく。そして、両国関係の長期的な発展のために人と文化の面の強い絆と、安定的な民意の基礎を作り上げていく」と示しました。
茂木外相は「日中両国の往来には2000年あまりの悠久の歴史がある。両国の人的・文化的な交流は双方の民衆の相互理解の増進のため、重要な役割を果たしており、両国関係の長期的な発展推進に欠かせない基礎でもある。双方はハイレベル人的・文化交流対話メカニズムの役割を十分に発揮し、文化、スポーツ、観光などの分野での交流と協力を積極的に展開して、新時代における日中の人的交流と文化交流がさらなる大きな発展を収めるよう推し進めていく」と示しました。
さらに、双方の関連部門は、両国の文化、観光、教育、スポーツ、メディア、映画、青少年などの分野における交流と協力の進展や計画などの状況を紹介しました。
また、重要な共通認識として、(1)2020年を「中日文化スポーツ交流促進年」とすること、(2)互いの都市を行き先とする修学旅行を復活・拡大すること、(3)両国人員の往来を拡大し、早期に1500万人を突破するよう努力すること、(4)「中日観光フォーラム」の開催を準備すること、(5)映画、音楽、アニメ、出版などの文化産業での協力とハイレベルの芸術団の交流訪問を推し進めること、(6)2020年東京五輪と2022年北京冬季五輪の開催を相互に支持し、五輪を絆としてスポーツ分野での交流協力レベルを高めること、(7)ニュース業界の相互訪問と交流・協力の展開を支持すること、(8)来年に中国で第2回中日ハイレベル人的・文化交流対話を開催するという、8つの内容を確認し合いました。(雲、謙)