北京
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23/19
王毅国務委員兼外交部長は25日午後、東京で、日本の茂木敏充外相との会談後に共同記者会見を開きました。王国務委員は「茂木外相との会談は実務的なもので、多くの共通認識に達した」と示しました。
双方は「中日両国はそれぞれ新時代に入り、両国関係は得がたい発展の機会を迎えている。双方は両国指導者が達した重要な共通認識を実現させ、新時代の要求に合わせた中日関係の構築を積極的に推進していく」とした上で、「両国指導者のリードの下で、現在の中日関係を持続的に改善し発展させ、双方は中日間の4つの政治文書に基づき、関係の改善と発展の意向を社会各界の行動へと早期に転化していく」としました。
また、来春に予定されている習近平主席の日本への公式訪問については「一里塚としての意義があり、日本側は心から期待している。双方は引き続き努力し、この重要な公式訪問のために有利な条件と良好な雰囲気を作り上げていく」としたほか、両国の協力については「ハイクオリティな協力・ウィンウィンを求め、科学技術イノベーション、第三国市場、環境保護などの重要分野での協力を深く推し進めていく」として一致しました。
双方はさらに、「本日午前に開催された中日ハイレベル人的・文化交流対話は非常に成功した。特に、2020年を『中日文化スポーツ交流促進年』と定めたが、このような良好な勢いを2022年北京冬季五輪まで継続させるほか、中日双方の都市を行き先とする修学旅行を全面的に復活させ拡大することで青少年の相互理解を強化するなど、中日の友好事業の前向きな発展を持続的に推し進めていく」としました。
王国務委員は「この地域の重要国家として、中日双方は手を携えて地域協力を推し進め、『東アジア地域包括的経済連携(RCEP)』に早期に調印し、第三国市場協力を新たな段階に推進させ、同時に中日韓自由貿易協定(FTA)交渉の推進を加速させるなど、アジア経済一体化のプロセスを促進していく」と示しました。
なお、双方の外交部門は2020年度の交流計画についても合意に達しました。(雲、謙)