北京
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BRICS首脳会議のためブラジルを訪問している習近平国家主席は現地時間13日、ブラジリアでロシアのプーチン大統領と会談しました。
習主席は、「今年は中露関係にとって、過去を受け継ぎ、未来を切り開く重要な節目である。双方は国交樹立70周年を盛大に祝い、一連の豊富多彩な活動を行っている。中でも、私とプーチン大統領が中露両国の新時代における全面的戦略パートナー関係を発展させると宣言し、両国関係を新たなレベルへと引き上げた」と述べました。
また習主席は、今回のBRICS首脳会議について「国際的枠組みの変化とグローバルガバナンスの変革にとって大切な時期に行われるものである。中露両国は、各国の団結と協力の強化を促し、BRICS各国が多国間主義を堅持し、多国間貿易体制を守るという前向きなシグナルを発するようにしていく」と述べました。そして、来年のロシアでのBRICS首脳会議、および上海協力機構サミットの実施を全力で支持するとも表明しています。
一方、プーチン大統領は「ロシアと中国は、戦略的コミュニケーションを引き続き密接に保ち、相手が自国の主権や安全、発展の権益を守ることを断固として支持し合うべきである。ロシアは、二国間貿易の規模やレベルをさらに引き上げることに自信があり、ユーラシア経済連合と『一帯一路』イニシアティブとの連結を加速させ、工業、農業、宇宙、航空、エネルギー、金融などの分野で協力を深め、中国への天然ガスの輸出を拡大する」と述べました。
両首脳はまた、共に関心を持つ大きな地域問題、国際問題について深く意見交換しました。(鵬、森)