北京
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12日、中国外交部と中国民用航空局の共催で、各国の駐在使節や代表による北京大興国際空港の見学イベントが行われました。
植野篤志特命全権公使
新中国成立70周年を控えて、9月25日にオープンした大興国際空港に、70ヵ国から120人あまりの使節や代表が訪れました。ターミナルや旅客サービスエリアを見学し、ターミナルの設計理念、建築の特徴及び最新の施設と機能を詳しく知り、出入国全般の流れも体験しました。日本大使館の植野篤志特命全権公使はイベント実施前、「仕事で日本からの大事なお客様のお迎え、見送りで空港を使うので、そのためのVIP施設がどのようなものがあるのか、VIPの到着と出発はどう動くのか、などに関心がある」と語りました。
ダリオミヘリン(Dario Mihelin)大使
また見学の一環として、無人カウンターのチェックインや顔認証での搭乗など、スマート・テクノロジーによる便利さも体験しました。クロアチアのダリオミヘリン(Dario Mihelin)大使はこれらの新しい施設に対して、「すべて旅客ことを考えており、大変親切だ。出発も到着も楽で、安心できる」とコメントしました。
植野公使は見学の後、空港の設計について、「構造がユニークであり、機能として中心からどの搭乗口も8分以内に行けるとはよく考えられた設計だ。旅客に対して使いやすい空港になってくれればいい」との期待を寄せました。
大興国際空港の総合ターミナルビルの敷地面積は、天安門広場63個分に相当する143万平方メートルあり、世界最大規模として注目されています。北京西駅から空港まで列車で28分、また市街地南部の草橋駅から連絡路線を利用すればわずか19分で到着します。(取材:とんとん)