北京
PM2.577
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自然資源部国土空間計画局の劉国洪局長は7日北京で、「国土計画システム」の構築として、2020年末までに生態保護のレッドライン、永久基礎農地(永久的に農地として使用する国土)、都市開発の境界線という3本のラインを画定し、施行に移し、また2035年までに科学的かつ適切な、秩序ある国土計画システムの構築を確立していくという目標を明らかにしました。
中国政府はこのほど「国土計画における3本のラインの確定に関する指導意見」を公表しました。同「意見」は、生態の機能によって生態保護レッドラインを、質と量の要求によって永久基礎農地を、また、適切な集約とグリーンな発展という要求によって都市開発の境界線を、それぞれ画定していくことを示しています。
そのうち、生態保護のレッドラインについては、重要な水源の蓄えや、生物の多様性保護、水と土の保持、防風防砂、海岸の防護など、生態機能の面において重要な地域およびデリケートで脆い地域や、水と土の流失、砂漠化、石漠が発生し侵食された海岸などの地域を優先的に加えていくとしています。(藍、謙)