北京
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10月17日は、貧困撲滅のための国際デーであり、中国の貧困対策の日でもあります。中国は貧困削減事業で移転措置を通じて大きな成果を挙げました。現在、各地で移転者の90%が引き続き支援策を受けており、700万人以上が貧困を脱出しました。
湖南省寧遠県の柏家坪鎮曙光新村は、移転世帯を受け入れる新築住宅が立ち並び、7つの村から引っ越した458世帯が移り住んでいます。これらの世帯は以前、交通が不便で自然環境に恵まれないところに住み、貧困撲滅事業が遅れていましたが、おととしの末から曙光新村への移住が始まりした。
この移転事業は、貧困撲滅の最終段階の重要な取り組みに位置づけられ、自然条件が厳しい地区の貧困問題を解決する抜本的な手段とされています。計画では、2016年から2020年までの第13次五ヵ年計画期間中、移転が必要な人は合わせて981万5000人で、中でも貴州省、陝西省、四川省、広西チワン族自治区、湖北省はいずれも100万人以上に上っています。
これについて、国家発展改革委員会地区振興司の童章舜司長は、「現在、貧困者の移転や整備事業は大きな成果を出している。第13次五ヵ年計画期間における住宅建設事業は96%以上が完成しており、転居者の数は800万人を超えている」と述べました。
中国は、来年までに農村部で貧困者を完全に解消するという目標を立てています。(朱 森)