北京
PM2.577
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中国の睡眠産業です。このところ都市部の若者の間で、睡眠不足が問題になっており、睡眠ビジネスがブームになっています。
中国の電子商取引のデータによりますと、今年前半、睡眠やヘルスケアに関する商品の売上高が大幅に増えており、主な消費者は中年や高齢者ではなく、20代の若者でした。今年の1月から8月にかけて、睡眠錠剤、耳栓、アイマスク、安眠枕など、20代前半の若者が睡眠補助商品の購入に使った金額は、前の年の同じ時期より2倍以上に増え、消費者全体の62%を占めているということです。
そのほか、スマホ対応のさまざまな睡眠補助アプリがあり、睡眠モニタリングデータ、催眠音楽、瞑想レッセンなども、若者の間でかなりの人気を呼んでいます。
専門家の予測によりますと、中国では、睡眠産業の市場規模は2030年までに1兆元(およそ15兆円)を超える見込みだということです。(Lin、森)