【CRI時評】中印が両国発展の戦略計画に着手

2019-10-13 10:39  CRI

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 中印の指導者による第2回目の非公式会談が11日から12日にかけてインド南部の都市チェンナイで行われた。中国の習近平国家主席とインドのナレンドラ・モディ首相は深く意見を交わし、中印が互いに尊重し、互いに学び合い、参考にし合うとともに、手を携えて共同の発展、繁栄を実現し、中印二大文明の偉大な復興を実現しようとの考えで一致した。

 ともに古くからの文明を持つ国として、世界に僅か二つしかない10億人を超える人口を擁する発展途上国として、中印が互いの発展に正しく対処し、戦略的な相互信頼を継続して強化することは、両国関係の継続的な安定と発展を確保する鍵となる。現在、中国はインドの最大の貿易パートナーであり、インドは中国の南アジアにおける最大の貿易パートナーだ。インドの対中貿易赤字に応え、中印の指導者はハイレベル経済貿易対話メカニズムの設立を契機として、経済発展戦略のつながりを強化し、製造業でのパートナー関係構築を探っていくことで合意した。

 中印の指導者は今回の会談で、来年の両国国交締結70周年を契機として、より広い分野、より深いレベルでの人的と文化交流を展開し、異なる文明間の対話交流をともに唱導・促進し、アジア文明の新たな輝きを引き続いて綴っていくことで合意した。

 現在の一国主義、保護主義が絶えず台頭する情勢下で、中印協力の地域的、世界的な意義はますます顕著になっている。両国の指導者は、ともに手を携えて速やかに「地域包括的経済連携協定」を実現し、地域間の密接なつながりと協力を強化することは、地域経済一体化のプロセスを深め、グローバル化に逆行する衝撃に対抗する上で積極的な意義を持つことを強調した。

 「引っ越すことのできない」隣国として、中印両国が両国関係の方向性を戦略的観点から精査し把握しさえすれば、相違点を適切に処理することができ、両国と両国民に幸福をもたらすだけでなく、地域と世界の安定、繁栄に強力な支えを提供することにもなる。(CRI論説員)

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