習主席、インドのモディ首相と会見

　習近平国家主席は11日、インドのチェンナイでモディ首相と会見しました。

　この中で、習主席は「中国とインドは共に数千年の歴史ある文明を誇る国である。両国の先人たちは古くから複数の困難を乗り越えて広い分野で交流を行い、文学、芸術、哲学、宗教の発展と広がりを推し進め、双方はそこからいくつものメリットを受けてきた。両国の人的交流には大きな潜在力がある。双方は、来年の中国・インド国交樹立70周年を契機に人的交流を拡大し、深化させ、異なる文明間の対話と交流を提唱・促進し、両国関係の発展にさらなる恒久的な原動力を注ぎ、アジア文明の素晴らしさを引き継いでいくべきだ」と述べました。

　これに対し、モディ首相は「数千年の発展を経て、インドと中国は共に新興経済体となっている。交流と協力の強化は両国の発展にとって非常に重要な意義を持ち、世界の進歩と繁栄の促進にも役立つ。インドと中国は共に歴史が古く、影響力のある文明を持っており、その中に潜む知恵は、今日の世界が直面する様々な試練に対応するアイディアになりうる」と述べました。

　習主席とモディ首相はそれぞれの国の発展や国家管理の経験について交流し、「両国は互いに尊重し、学び合い、参考にし合うとともに、発展と繁栄を実現するために協力し、中国とインドの文明の偉大な復興をさせていくべきだ」との見方で一致しました。（Mou、謙）