【観察眼】総興行50億元超!中国映画が国慶節の消費に貢献

2019-10-09 17:17  CRI

 新中国成立70周年を迎えた今年の国慶節連休。10月1日からの7日間、国内観光収入は前年比8.47%増の伸びを見せながら、全国の小売業と飲食業の売上高も前年比8.5%の成長を達成しました。消費が中国経済の成長を力強くけん引する中で、誰もが一目置く存在となったのが、中国の国産映画です。

 今年の国慶節連休中に公開された映画の興行収入は全作品トータルで50.49億元を計上。この数字は2018年の国慶節期間の19.1億元、2017年の26.35億元、2016年の15.8億元と比べると、飛躍的な成長だということが分かります。

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 題材を見ても、国威発揚と愛国の精神をテーマにしたいわゆる「主旋律映画」が、複数揃って記録的なヒットとなるのも史上初の快挙となりました。中でも最も目立ったのは、この70年の間に起こった中国人民にとって思い出深い7つの歴史的瞬間をモチーフにした7つの物語を、陳凱歌(チェン・カイコー)をはじめとする7人の監督が描いたオムニバス映画『我和我的祖国(My People,My Country)』、去年5月14日に発生した四川航空3U8633便緊急着陸事故を映画化した『中国機長(The Captain)』、新中国のエヴェレスト登頂活動に挑む者たちの姿を活写する『攀登者(The Climbers)』の3本でした。

 現在、国内のスクリーン数は計6万5000枚を超え、世界1位となっています。過去10年間で、膨大な市場ニーズに応えるようにスクリーン数は5000枚単位で増え続け、それもまた興行収入の増加につながり、経済的に大きな効果を上げました。さらに、今年は国慶節期間の映画観客動員数がのべ1億人に達し、こちらも記録的な数字となりました。

 保護貿易や一国主義といった外圧への対応に大きく貢献しながら、中国経済の成長を後押しする国内消費、そんな中での映画の活況には注目せずにはいられません。ちなみに、今年の夏休みに49億元超の興行収入を叩き出した国産アニメ大作『哪吒之魔童降世(Ne Zha)』は、北米などでの海外上映を果たしたばかりか、来年に授賞式が行われる第92回アカデミー賞国際長編映画賞の中国代表作品に選出されたことも先日の発表でわかりました。これは、経済面にとどまらず、制作水準の成長など、中国のソフトパワーの全面的レベルアップをアピールする絶好のチャンスとも言えるでしょう。(CRI日本語部論説員)

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