北京
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輸送所で利用されている爆発防止点検ロボット
精製油を輸送する際、パイプラインを使うと、鉄道や自動車の利用に比べて漏れや揮発といったロス分が少なくてすみ、経済的かつエコな形で輸送することができます。中国最大の精製油サプライヤーである中国石油化工集団(シノペック・グループ)は、パイプラインにおける技術的問題の研究に取り組み、自動検査やスピーディーな点検、省エネ・排出削減などで、大きな成果をあげています。
シノペック華南支社は、パイプラインをリモートで検査する装置を自社開発し、現地で導入しました。1年以内で、検査の正確率を80%以上とするということです。
華南支社はまた、輸送所の爆発を防ぐため、知的財産権を持つ点検用ロボットを開発しました。点検結果の正確性や作業効率を引き上げています。
余剰圧力を利用した発電装置
精製油を製油所から各都市へ輸送する際、エネルギーのロスが生じますが、この課題に対して華南支社は、貴州省の貴陽で、余剰圧力を利用した発電装置を開発しました。力学的な方法でモーターを駆動させるもので、エネルギー回収率は50%を超えるとのことです。(怡康、森)