北京
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今月14日から日本で開催されていた女子バレーボールのワールドカップ(W杯)が29日に最終日を迎え、中国はアルゼンチンに3―0でストレート勝ちし、11戦全勝で優勝しました。新中国成立70周年を迎えるにあたり、女子バレー中国代表は、祖国に素晴らしいはなむけを贈りました。
中国女子バレーのW杯での優勝は、2015年に続いて2大会連続であり、通算で世界最多の5回目となりました。また、五輪・世界選手権・W杯の世界三大大会の優勝回数は10回目となります。最初に世界タイトルを手にしたのは1981年。それから38年が経ち、監督も選手も何度も変わり、成功を味わったり失敗を喫したりしたこともありましたが、一つだけ変わっていないものがあります。「女子バレー精神」です。
「女子バレー精神」は、1980年代前半、中国代表が世界三大大会で5連覇を遂げたことを受け、中国メディアが選手たちをイメージして名づけた言葉です。主に「力いっぱい頑張る」「献身的」「団結」「諦めない」などといった意味です。「女子バレー精神」という言葉は、生まれた時点から、スポーツを超えて、何十年間も中国人を激励してきました。そして近年、その中身はさらに豊かになり、「イノベーション」「科学的」などといった内容も加わっています。
女子バレー中国代表が1981年に初の世界大会優勝を果たした後、「人民日報」は1面に、「女子バレーを見習い、中華民族を振興させよう」と題した文章を載せ、チームの精神に則って近代化を進めていこうと呼びかけました。この考えは、現在でも通用すると思われます。新中国成立70周年は、記念すべき節目であると同時に、新しいスタート地点にもなります。中国の各民族、各業界が一丸となって、「女子バレー精神」を含めた中華民族の精神から、絶えず力を吸収し前進していけば、社会主義の近代化強国の建設や中華民族の偉大な復興という「中国の夢」も単なる夢ではなくなり、そう遠くない将来に現実のものになるでしょう。(CRI日本語部論説員)