北京
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第22回ASEAN+3(東南アジア諸国連合10カ国と中日韓3カ国)経済貿易大臣会合が10日、タイのバンコクで開かれました。会議では、多国間主義の維持や地域経済一体化の強化が強調され、年内に東アジア地域包括的経済連携(RCEP)をめぐる交渉を完了させることが合意されました。
会合後に発表された共同声明では、多国間主義と地域主義の維持は世界と地域の平和、安定、繁栄にとって重要な意義があると改めて確認されました。
声明はまた、「ASEANと中日韓3カ国の貿易が成長を続けているにもかかわらず、世界経済は全体的に鈍化の傾向にある。保護貿易の台頭や反グローバリゼーションの動きが多国間貿易に大きな打撃を与え、世界経済が直面するリスクと不確定性が拡大している」としています。
会合に参加した各国の経済・貿易大臣らは「開放的、包摂的、透明で差別のない、かつコンプライアンスに基づく多国間貿易体系の構築に尽力していきたい」と示しました。(ミン・イヒョウ 謙)