北京
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23/19
香港鉄路有限公司(MTR)は23日、香港高等裁判所が「誰であっても鉄道網の利用を違法に、あるいは意図的に妨害してはならない」とする臨時の禁止命令を出したことを明らかにしました。
MTRは声明の中で、「近ごろ、悪意をもって駅施設を破壊したり、乱暴な言葉で駅員を侮辱したり、駅員と乗客の安全を脅かす者が現れている。そのため、裁判所に臨時令の公布を申請した」と述べました。
この臨時禁止令は、鉄道利用の違法・意図的な妨害を禁じるほか、駅員を侮辱・脅迫する言動も禁じており、今月30日まで有効となっています。
MTRの声明はさらに、「今後のデモ活動に対応するため、実情に応じたダイヤ調整を行っていく。暴力事件や緊急事態が発生した場合は、運転中止や事前告知のないまま鉄道を閉鎖することもあり得る。また、必要に応じて警察当局が駅での適切な法執行活動を実施する」と示しています。(非、謙)