北京
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2019世界ロボット大会が20日から25日にかけて、北京で開かれています。工業情報化部の苗圩部長は「国内外の企業と機関が多種多様な交流と協力によって、開放かつ協同の世界産業生態を作り上げ、ロボット産業の健全かつ持続可能な発展をともに推し進めていく必要がある」と強調しました。
今大会のテーマは「スマート新生態、新時代の開放」です。大会期間中、世界ロボット博覧会、世界ロボットコンクールも同時に行われます。20日の開会式で、国際ロボティクスリサーチ財団(IFRR)のウサマ・カティブ理事長は「ここ数年、世界各国がロボット技術や産業を後押しする重要な措置を取っており、世界のロボット市場は安定的な成長ぶりを見せている。ロボットはますます人類に近づき、人々の日常生活に密接に関わってくるようになるだろう」と述べました。また、「2018年の世界のロボット市場規模は約300億ドルに達した。中国は世界最大の工業ロボット応用市場であり、その技術革新と協力は加速している」と強調しました。
データによりますと、2018年の中国工業ロボットの生産台数は14万8000台に上り、世界の生産高の38%を占めています。これについて、工業情報化部の苗部長は「中国のロボット産業はまだ多くの課題を抱えている。核心技術において、さらなるレベルアップを必要としており、応用や分野においても一層の拡大が求められている。現在、中国は製造業の質の高い発展に取り組んでおり、スマート製造業発展の加速化はその重要な方向である。より多くの外国企業がロボット産業の発展に参与することを望んでいる。国内外の企業や機構が多種多様な交流と協力によって、開放かつ協同の世界産業環境を作り、世界ロボット産業の健全かつ持続可能な発展を促進することを期待している」と述べました。(朱 星)