北京
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中国政府は25日、「平等・参与・共有:新中国身体障害者権益保障70年白書」を発表しました。白書は新中国成立70年の間に取り組んできた身体障害者の権利、尊厳保護事業の促進、身体障害者が平等に政治、経済、社会・文化生活へ参与することの確保を全面的に紹介しました。
白書によりますと、中国で身体障害者児童の義務教育は「全員カバー、ゼロ拒否」の方針に基づき、特殊教育学校の生徒募集人数や普通の学校による身体障害者児童の入学率、家庭教師派遣などを拡大させて、義務教育の権益を最大限に確保しています。2018年、在学中の身体障害者児童の数は66万6000人に達し、2013年より81%増えたということです。
これまでの70年、身体障害者の就業と創業の権利は法に基づいて確保されています。白書は、「ここ10年間、中国の身体障害者の就業の規模と構造は安定化しつつあり、新規就業は毎年30万人以上を保っている。2018年までで都市部と農村部の身体障害者の就業人数は948万4000人に達した」としています。
中国政府は長年、身体障害者の生活改善と焦点を絞った貧困脱出任務を重視しています。白書は、「2011年以降、中国は身体障害者1300万人近くを対象に支援し、うち676万人の貧困脱出を達成した。各地の身体障害者貧困扶助基地は5490カ所あり、88万1000人の就業、身体障害者176万9000世帯の収入増加を実現した」と発表しました。(殷、星)